全ての高校生の努力のたまもの

野球は、自分ではしないけれど
見るのは楽しいことの一つ。

夏の甲子園も、
時間がとれる時はつい見てしまいます。

 
守備側は一球ごとに作戦を練るバッテリーに、
攻撃側は一球ごとに作戦を練り直す
監督のサインに、

両チームのグラウンドの選手全員が
連携して動く姿。

私はその姿にすっかりくぎ付けでした。

一球ごとに狙いを解説くださる
解説者の方の話もわかりやすかった!
 

 
優勝は宮城県代表。

震災のボランティアに伺ったときに
お会いした方々のことを思いながら
決勝戦を見ていました。

応援していた方は
本当にうれしい気持ちいっぱいのことと
思います。

私も自分のことのようにうれしくなりました。

 
試合後の監督さんの言葉が響きました。

・この数年の状況から、
 生徒の中学の卒業式はどうだっただろう。
 高校に入っても、いつ活動が止められるか
 わからない中でどうすごしただろう。

・チームがあきらめずにここまで来られたのは
 一人ひとりの頑張りだけでなく、
 全国の高校生が頑張っているのを
 知っていたから。

・頑張った全国の高校生に拍手を

と私は受け取りました。
(原文は:宮城の新聞のサイト

 
一人ひとりの状況を想い、
人は一人では生きていないことを想い、

直接的・間接的にかかわりがあった
人達のことを、
優勝した立場だからこそ多くの人に伝える。

その心意気に感銘を受けたのでした。
 

誰のことを伝えたいですか?

 
校長
橋本 隆(はしもと たかし)